400年に渡る震度観測に基づく関東地方の確率論的地震動予測


Forecasting probabilistic seismic shaking for greater Tokyo from 400 years of intensity observations,
Earthquake Spectra, Volume 23, No. 3, pages 525-546, Doi: 10.1193/1.2753504, 2007
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Serkan B. Bozkurt1,2, Ross S. Stein1, Shinji Toda3
(1)U.S. Geological Survey 345 Middlefield Rd., MS 977 Menlo Park, CA 94025 U.S.A.
(2)Now at Geomatrix Consultants, Inc, 2101 Webster Street, CA 94612-3066
(3)Active Fault Research Center, AIST, Tsukuba, Japan



日本の長い歴史的地震記録が、過去の震動に基づいて我々に未来の地震動予測の機会を与えてくれる。本論文では東京を中心とする幅350kmの四角い範囲の中で西暦1600年から記録された1万件以上の震度観測の時間平均(ポアソン)確率を計算する。我々独自の計算方法は従来の方法と違い、震源や場所の影響をモデルすることなく取り入れることが出来、地震の規模や震源地、断層のすべり速度や位置を知る必要がない。本文には二大前提がある:全ての場所で観察された頻度対震度のスロープが同じであること;そして400年という歴史的観測が地震の性質を的確に現すのに足りているということの二つである。我々の行ったテストによるとこれらの前提は適切であると思われる。本研究の結果からいうと30年のIJMA≧6 の震度(~PGA≧0.9 g もしくは MMI≧IX)の確率は東京川崎横浜で30〜40%、千葉と筑波で10〜15%である。つまり400万人もの人が30パーセントの確率でIJMA≧6の震度に平均30年間の間に遭遇するということになる。また、我々はピーク地動加速度と建築基準法の超過マップを製作し、仮想的大災害による短期災害を計算する。本研究の結果は、独立した従来の方法で先程推定した確率と合致している。

(a)震度JMA IJMA≧6(MMI≧IXと同じ)の30年確率。東京、横浜、名古屋の範囲には多数のグリッドが含まれているので、確率%はそれらの都市の平均である。(b)河の堆積物や湾の泥の影響で震度確率が高くなり、又、震度確率は断層に近くにあるにつれて高くなる。

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